爽やかな映画だった
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米国の田舎牧場で育った世間知らずのカウボーイ、
青年ボー(ドン・マレー)は21才で自信満々怖いもの知らず、
傍若無人の振る舞いをする。
ボーの親ともいえる友人のヴァージルとともに
アリゾナ州のフェニックスへ勇んで来た。
生まれて初めて都会にやって来たボーは、
腕の覚えのあるロデオ大会で大金を獲得する。
ボーは酒場の裏町歌手シェリー(マリリン・モンロー)に一目惚れ、
嫌がるのを無視して強引に結婚を決めてしまう。
人々の言葉に全く耳を貸さないボーを恐れたシェリーは逃げまどうが
友人達の協力むなしく、田舎へ帰るバスに乗せられる。
その途中豪雪にあって、とある停留所に足止めを食うのだ。
運転手が「私は船でいうと船長、乗客を守る!」ということで、
シェリーの為にボーに挑んだ。
二人は大雪の中で拳を振るい、ボーは負けた。
ボーは迷惑をかけた乗客や店の人に謝る約束だった。
ヴァージルの温かな励ましも後押ししたのだろう。
ボーは純真で一途なだけに、潔さを持ち合わせていて、
悔しさをにじませながらも周りの人、一人一人に許しを請うのだ。
初めての敗北でどうやらボーには優しさと謙虚さが芽生えてきたようで、
それを感じたシェリーは結婚を心から受け入れる道をたどるのだった・・・・
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印象的だった点は;
ルールをわきまえた喧嘩がいかほどに男を結びつけるか。
私らが若いときよく喧嘩したが、理解と友情を結ぶきっかけとなった。
戦った後での男の潔さ、吾が人生の師である范蠡将軍の生き様に通じる
本物の潔さに惚れぼれする。
また、心が入れ替わるといかに行動が変わって、人々によい影響を与えることか。
まるで雪解けが春を呼ぶように。
清々しいハッピーエンドの映画だった。
☆バス停留所 より
ボーと友人のヴァージル
http://ameblo.jp/jahyon2002/entry-12113864958.html