千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

あっさりこだわりは新誕生へ

 


ゴミ出しの時に近所の子らのお母さんから声がかかった

 

「マルコいつもありがと、うるさいでしょ」

マ「いえ~エ、子らの歓声が何よりです」

「いつも会いに行ったり、金魚を見たりするのを楽しみにしてます」

マ「それはそれは・・・
  そろそろ遠くに引っ越しするやもしれまへん」

「~ええええええ~そんなぁ、子供が寂しがります」

「えらいこっちゃ、なら秘密にしときましょ」


子供らは一週間も経てば忘れる

マルコは、そんなになついてくれる子らや金魚と
別れるのにあと髪が引かれる
毛もないのに

 

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さっきも、総菜お裾分けおばあちゃんが、
豆腐とマグロの煮つけをくれた。
青々育ったカツオ菜もつけて。

 

 

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         なんでできてるか当ててごらん

 

母とさほど違わないおとしで、元気に暮らしてられる。
寂寥深まるお年寄りに別れは言いづらいからね、
しょっちゅう出張ということにしまひょ

 

気の合うものと別れるのはさびしい
気の合わぬ人の中にいるのも苦い

 

けどね、その辛さをさらりと
洗い流すことができると新しい朝が来る。
それは新しい誕生なんですわ。

 

過去現在未来という三世を
年々、月々、日々、時々、繰り返す

その時々の心模様が次々と移り変わる。
インドでこれを往生輪廻とむずかしくいいよります

 

つらさも、悲しみも、喜びも
一時の世・・・

そのように心の広さと柔らかさを
保ちたいなーとつくづく思うのです

 

 

若い人々よ、可能性を大空へ   養眞-10

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                可能性を開くやかた


学生の時熱心に読んだ書物で、
今なおよく覚えている言葉があります。

 

九大・池見酉次郎先生の『本来の自己に戻る』
同様に別の本で『広々した真心で、よく生きる』というのもありました。

 

当時は何のことか分かりませんでした。

 

半世紀ほど経って,金沢の鈴木大拙館の
心澄む学習室で同じことをみつけたのです。

 

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                   37年来の雪積もる大拙

 

 

さて大拙師は95歳にして

「東洋の心とは禅だ」

と一喝されます。

 

 

マルコ「そうか!」

大「我らの多くはこの創造性に対して
  あらゆる障害、すなわち制限を
  加えんとするので、心常に平かならず、
  何かにつけ、精神的煩悶を覚えている。

  創造性が変形せられるのだよ」

 

マ「長年人材育成した中で、全くその通りでございます
  やたら禁止令を植え付けたり、心配を数々妄想している
  窮屈な社会でございます」

 

大「無限の創造性は無限の可能性と同義じゃよ。
  仏教ではこれを空という」

 

マ「むつかしうございます・・・
  障害を取り除いた“本来の自己”の
  可能性は無限なのですね」

 

大「そのとおり!」

 

マ「10年前から父の遺言通り“よく生きる”道を探しておりました
  鈴木大拙師! ありがとうございます」

 

大「無限に充実した絶対的肯定の境地へ参られよ。
  ウォーレン・バフェットも来られた」

 

マ「はい、遅い歩みですが
  一歩一歩近づくよう精励いたします」

 

鈴木大拙師は恩人でもある父が残してくれた
一大財産なのです

 

私は子供と気が合います。動物や植物とも会います。
大人ズレした人とは合いません、だから変人なのでしょう。
父も同じで、鈴木大拙師お墨付きの変人の道は楽しいものです。

 

 

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         麗しきものは、麗しきこころから

 

伝統の奥深み アンティーク

 

 

毎年アンティーク展に行くようにしてます

今年は宝塚ホテルで、和と洋両方の骨董品を展示して
けっこう盛大でした。

  

 

 

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まるこがどうしていくねん?
それは伝統の工芸品を知るためです

 

歴史の経過の中ですたれず骨董品としてのこるものは
生活に生きながらへ、それなりに魅力ある工芸品でしょう

 

     

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             輪島塗の典型

 


好きなものは漆の塗り物です。手入れはうるさいのですが
輪島なんて見ていて惚れ惚れするんですな。


単なるうつわ美ではなく、丹誠を込めて磨き上げた心がみえます。

 

ですからそれを眺めているとこころもちが洗われて無の境地になる

 

漆の美しい器で酒を飲むと健康にいいように感じます

 

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       http://konishi-shogoro.com/products/detail.php?product_id=175

 

 

今回はフランスのクリストフルのことについて聞きました。
銀メッキのと中まで銀製品との違いをどう見極めるかということです。
それは刻印でだいたいわかるそうですよ。

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3月には京都で大々的に催されるそうです。

お得情報の大海で

 


メール、スマホに押し寄せる

郵便でも

店頭でも

「お得・・・」が満ちあふれて

   こまりますわ

 

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自分を笑ろてしまうときがあるんです
そ~っと、詳細を覗いてしまうから

 

時間の無駄やし、その世界から
逃れようとしているのに

 

おぼれそう・・・・なくらい押し寄せてきまっさ!         

 

 

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昔話で “ 損をしようと、有り余る身代の金を
    いらん事に使おうとしたり捨てると
    ますます増えてくる ” 
長者の話がありましたわ。

 

そうではのうて、得しようと目の色かえると、
要らん時間と大きな損が待ってますねん。

 

 

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マルコ、一度でええから
長者の境地にひたりとう御座います。

 

                   

        「お損情報」あったらおもろいなぁ

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別のいきもん

    

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            カメレオンbaby 二本に見えても指5本

 


一年ぶりに、異業種交流会に出席しましてん

 

多くの事業家がいてはるんで
ある友人の希望で紹介するためですわ

懐かしいお人の面々。

 

パソコンレスキューから、あれこれ手がけてはる
女の経営者おいとさんは司会しながら、また教えてくれはった

「マルコ、おんなの敵は女やわ」と当然といった笑い顔
フムフム


昔、事務局で特別企画しているとき
ある男が「嫁はん、わからんわ~」と述懐した

 

そしたらすかさず、おいとさんつぶやく

「おんなわねぇ、別のいきもんなのよ」

男はんはそれっきり黙ってしもた。

この情景が新鮮にのこっとる

 

「あいつは・・・わからん」とか
「・・・国人はわからん」とかよう聞きまっしゃろ

なんの、別のいきもんですわぁ

 

 

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                ハワイ カツオノカンムリウミウシ

 

 

ワッ ハッハッハッ

大事にしゃましょ

 

 

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                ハルキゲニア ??こりゃなぁに

 

 

 

 

すうっーとやる :北陸


“単純なことをすうっーとやるんだ”


   鈴木大拙の教えである。

 

鈴木大拙館の壁に掲げてある書

“ 常行直心 ” の意とするところ。

 


これが凡人の私どもにはなかなかできないことだ。
あれこれ考えあぐね、心配したり、人の目を気にしたり、
いい格好の欲、損得が出たりして迷うのである。

 

 

例えば列車に乗っている時、
しゃがみこんだ人が苦しそうにしているとしょう。

 

何も言わずに席を譲ってあげる人は  “すうっーと”  やっている。

普通の人はまず「大丈夫ですか、大丈夫ですか」と声をかける。
見ればわかることであり、何の助けにもならないどころか
返事をするのも大変なお人に負担をかける。

 

人生は結構単純なことであるが、仕組みとか
教育のせいで物事を複雑に考えさせ
スーッと行動できないようにしてしまっている。

 

すべての佳きことは、
“単純なことをすうっーとやるんだ” と大拙師は云う

 

昔、甥っ子がやってきて、しんどそうにしているマルコ

「もんだげる」と、小さな手で肩を揉んでくれた。

その温かさを今でもよく憶えている。
素直さの輝く面だ。

 

幸福の国ブータンでも、人々は手助けを

何のてらいもなくすーっとやって

終わればすーっと消え去る

 

常行直心

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                    ただただ 滑らかに

                http://asitahuku.exblog.jp/12479224/

 

 

 単純な事が実行できない:ハワイ

 

 

 

 

 

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                                              チャイナタウンの禅寺での 難しい漢字

 

 

大阪弁でまとめてみたら
なんやら、迫力がのうなった・・・

 

              わぁるいことはしなさんな

             よいことをやりまひょ

             こころきよめてなぁ
 
                                             釈尊のさとし

 


この世は大変簡素です

簡素だけど、実行はほんま!!

むつかしゅうございますわなぁ

 

いい悪いも、お人によって千差万別やし


賢人・バフェットはんも
まったく同じ事をしみじみゆうてます

 

 

『長い先行き安心できる “会社を買う” つもりで
株式を取得し、のちほっときなさい』
こんな簡単なこと、ほとんどの人ができないと
嘆いてられる

 

 

           そやけど、
実行する人が福徳を手にする
    選ばれたお人ですわ

 

 

ペンギンの知恵  :北陸

 


豪雪の北陸に来ており

ペンギンになっている

 

将来の仕事の準備やら、伝統からくる知恵、
鈴木大拙の教え、住居などを求めての出張だ。

 

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   金沢では市役所の人が7年ぶりの大雪だと驚いていた
      県の人は12年ぶりの大雪で大変!という
    宿舎の人は37年ぶりのまれにみる大雪だという。

 

 

いずれにしても晴天と吹雪とくもりとがめまぐるしく変わる
北国ならではを味わっている。

 


旅人も地元人も交通確保に難儀する。

 

雪は真っ白でフカフカだ。
人の通った後行くことはなんと楽なことか。
始めにこの道筋をつけてくれた人に本当にありがたく思う。

 

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                     白鳥道

 

つるつる滑るマルコに、地元人が云う、
「歩幅を縮めて、ペンギン歩きをしんさい」

 

雪は春に溶け、花と緑を素晴らしく息づかせる。
夏にはかれることのない川となって人々を潤し、水を美味くする。

 

天地の恵み、名も知れぬ人々の恵みが温かい。