千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

若い人々よ、可能性を大空へ   養眞-10

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                可能性を開くやかた


学生の時熱心に読んだ書物で、
今なおよく覚えている言葉があります。

 

九大・池見酉次郎先生の『本来の自己に戻る』
同様に別の本で『広々した真心で、よく生きる』というのもありました。

 

当時は何のことか分かりませんでした。

 

半世紀ほど経って,金沢の鈴木大拙館の
心澄む学習室で同じことをみつけたのです。

 

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                   37年来の雪積もる大拙

 

 

さて大拙師は95歳にして

「東洋の心とは禅だ」

と一喝されます。

 

 

マルコ「そうか!」

大「我らの多くはこの創造性に対して
  あらゆる障害、すなわち制限を
  加えんとするので、心常に平かならず、
  何かにつけ、精神的煩悶を覚えている。

  創造性が変形せられるのだよ」

 

マ「長年人材育成した中で、全くその通りでございます
  やたら禁止令を植え付けたり、心配を数々妄想している
  窮屈な社会でございます」

 

大「無限の創造性は無限の可能性と同義じゃよ。
  仏教ではこれを空という」

 

マ「むつかしうございます・・・
  障害を取り除いた“本来の自己”の
  可能性は無限なのですね」

 

大「そのとおり!」

 

マ「10年前から父の遺言通り“よく生きる”道を探しておりました
  鈴木大拙師! ありがとうございます」

 

大「無限に充実した絶対的肯定の境地へ参られよ。
  ウォーレン・バフェットも来られた」

 

マ「はい、遅い歩みですが
  一歩一歩近づくよう精励いたします」

 

鈴木大拙師は恩人でもある父が残してくれた
一大財産なのです

 

私は子供と気が合います。動物や植物とも会います。
大人ズレした人とは合いません、だから変人なのでしょう。
父も同じで、鈴木大拙師お墨付きの変人の道は楽しいものです。

 

 

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         麗しきものは、麗しきこころから