千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

常識にとらわれない96才119才   時事

        ★★★
  謹んで星雲大師の96歳での御遷化を悼みます。 けれど
  次も生きとし生けるものに無尽蔵の慈愛を注がれるでしょう
        ★★★

 

 

           



さて、
今、世情は細かな数字にこだわる統計社会に堕ちてるが、昔はおおまかだ。

アダムは130才で男の子をもうけた。名はセトで、その後八百年いきて930才で死んだ。
セトは110で子供を得て910才で死んだ・・・
神さんはちと考え深く反省したそうな。
で人の寿命を120にしたんだって。

 

 

父上の恩人鈴木大拙は50歳ごろから、えろう頑張って96才まで世界的な仕事をした。
大拙館に通ってわかるが、年を取るにつれて文章がこなれており創造性が高まっている。
驚くとともに崇みへの歩みが、マルコの道を照らしてくれるな。

 

 

昨年の金沢現代会議に参加して二つの耳で聞いてきた。

会議の講演者、寺島実郎氏と山極壽一氏が対談で
     「大拙は全体知を身につけた」と仰せだ。
長生きする効用であり熟成がいるという。


歴史の流れの中で、現在の多くの事象を結び付けて俯瞰し観ずることが出来る力だ。

大風呂ひろげると世界の真理を洞察したり未来を見る力なんだろう。

マルコうなずき通しで、頸が痛くなった。

 

趙州和尚さんは119まで元気だったそうだ。なんと、60才でお師匠さんを求めあちこちに出かけて学び、八十才で住職となって人々を導いた。

趙州はん「唇から光を放つ」といわれるお人、大拙どんは口ではなくて、身が自然で人々に薫陶する人だった。

 

       

                アンドロメダ星雲

 

星雲和尚さんは、近くにいるだけで冬のお陽さんとなるお人だった。
マルコは無尽蔵を教わった。

 

ともに常識を脱ぎ捨てて、魂を自由自在の輝きに磨いた人々。


こんな人が身近にもそっと隠れている。あんたはんもだよ

うれしいなぁ