千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

こうふくのこうふく

 


阪神震災で避難してる時に多くがいいはりました
「今までどんなに贅沢してたんか分かり申した!」

マルコもそう思もたから、口腹の幸福から遠ざかること二十年

女のお人がよう言いはりますなぁ
「食べている時が一番幸せ」
うっとりと ❣

千葉の男がきれいな関東便で仰せですわ
「マルコはほっそりしてられて羨ましい。わたくしはね、
腹一杯にならないと食べた気がしないのです」
丸腹を撫でながら、糖尿だと打ち明けられた

神戸の知人は自慢してゆうとる
「食べ放題のステーキ六枚食べたんやけど
 もの足りんかった」
後、心臓のバイパス手術を受けていた。

また、年取るとね、食だけが残るそうな

古来聖人が曰く
 『食事は体を調えるためのもの、
      口腹の欲は慎みなさい』

その通りにできんのが人

それで、マルコは願をかけてな
“こうふくさんさよなら” しましてん



「マルコ、霜降りシャブの店できた、ゆこ」
   すまぬ、がま口が口開かへんねん
「18時半から異業種交流会です、参加を」
   かんにん、遅刻早退のマルコ、七時からお休みモード

「マルコ、▲×□店オープンよ、連れてって」
   若い青年とお行き、耳遠いしくどくど説教魔とはやめたがええでぇ
「?」

 

 


友人の勧めで母宅の庭を、花樹ゾーンと作物ゾーンに区分して、
種から作物育てますねん。
するとね、野性的に元気の育ち、それを
「ちょい、すんません」ってほんの一部をもろて料理したら
      うまさ天下一品

 

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          http://www.itotsune.co.jp/16_519.html

 

 


アスパラガスやらエンドウが終わり、これからはパプリカ、トマト、
苦瓜なんかが育ちますねん。
初物は鳥との競争があるけど、大地の実りってうまいこっちゃ!!!

ああやこうやあって、かわりましたなぁ
まず、友人知人が激減して趣の違う人と縁ができましたわ

毎日ロダンの考える人の格好しての通じが、アッパレアッパレ
    <2016年12月9日記事に詳細>


シンプル食事になれて、素材のうまみがそれこそ、
天地の恵美味として味わえますねんなぁ うっとり

つまり人工的な調味料は舌にはよろしおますけど、
体は喜ばんことが分かり申した。

ついこないだの肝機能検査、正常になってる


外食行かん時はね、玄関の “ 布施壷 ” にその費用を
ストンと布施しますねん。 千年構想の志金ですわ
    
      
        

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              つもり布施

 


またね、欲ばりマルコの貪りが、ちと減り申して、
今ある足元のもので満たされるようなりつつありますねん
                                     気楽なもんや


マルコと同じもん食ってる金魚たち
昨年から全部生き延びて元気に泳いどるし