千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 NT倍率


株価指数の日経225をTopixで割った数値を
NT倍率といいます。

それが、こんところ急上昇している。

 

    

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外人の先物によるとか、日銀のETF購入の影響だとか、
輸出株が多い225だからとか、リスクオフの影響とか
裁定取引の解消売りの仕掛け予測(裁定取引買残が2兆2689億円)とか
解説はさまざまあるが分からない。

 

何か日経225平均株価にひずみがかなり溜まっている
だから注意しておくにこしたことはない。

最新のAIを駆使した戦略的仕掛け人の餌食にならぬよう、
いたしましょう。

        

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       変な足取りのc/p倍率??? 天井かな?  マルコ指標


寒暑激しいこの梅雨ですから、
冷や汗かくとかぜを引いて肺炎になりまする。

 

 

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         それより ゆっくり味わいを

 精一杯     養眞-12 :金沢

 

会社で席を長年温めたせいもあって、
マルコは効利的に生きてしまっている。

効率を求めるため短い時間と少ない資源で
できるだけ成果をあげることに専念したのだ。

 

   

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            格好いいなぁ トテモトテモ及ばん・・・        

 


あるときは睡眠時間を削り四時間にして
たくさんの仕事をこなす試みをした。

あげくの果て疲労困憊して休み、総じて見たら
何のことはない効率がた落ちだった。

 

 

さて、ここ金沢で心地いいことの一つに
地元人のゆとりの笑顔である。

 

ある日、南郵便局に母宛の郵便物を出しにいった。
顔を覚えてくれたのか、
「風景印ですね、心を込めて押しときます」と
顔をほころばせて受け取ってくれた。

 

以前押しているのを遠目で見ていたら、
席に姿勢を正して座り、両手でジンワリコっと狙いを定め
それこそ腕のよい職人さんのように手際よくも
一気呵成に押していた。

  

じつは、ここ数年大拙館に通っていて
気づいたことがある。

“ 今、ここで  ”  を頻繁にいわれていたが、
ハタと膝を打つ程ではなかった。


修行の中で、雲水(修行する人々)に食事を供養する典座(てんぞ )
人格円満、道心の篤い人に与えられる名誉職だという。

 

普通は飯炊き権助とかいわれて、どちらかというと
軽んじられる日常茶飯事のことだ。

 

ところが全く違った。

心を磨く精進は、なにかしら山のあなたの遠くにあらず
誰にでもある日常にあるというのだ。

大切な空気がそこにあるのと同じく
精進は今ここ、自分のいるところにあった。

  

調理を日々重ねている主婦(主夫)は
生き物としての身や心を健康に保つ最重要な仕事を
授かっているのである。

 

手元にある材料を手間をかけ、
健康ですくすく育てと心を込めて
乏しい中、工夫して創り上げる。

 

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            身に栄養  心に豊かさ

 

これほど貴い仕事があろうか。

差し出されたいのち育む食事を
どうしておろそかに出来ようか。


この眞実を腑に落とすと、何の変哲もない
むしろ繰り返しの単純作業、味気ない
無駄とみていた時間はガラリと変貌する。

 

どんな “ いま ” もなんと輝きに充ちることか。

だから、郵便局の若い兄ちゃんは輝いていた。


人生の歩みは、ゴールのためにあるのではない。
いいかえますと、結果や成果だけを第一とする
効利は会社の目的であっても、人の目標ではないと
今更ながら気づいたのだ。

 

 

ひとたび意識が変わると、刻々なす行為は
砂漠に清水が湧き出るように意味を持ちはじめる。

 

忙しいといういらだたしさは消えうせ
多くの先人がさとしてくれるように
その道すがらの気づきや悟りが楽しみとなる。


ひとは草を見て、これは野菜あれは雑草と
勝手に区分けし、雑草を嫌う。

マルコは事を見て、これは重用、あれは雑用と
無知なことに、雑用を手抜きしようとした。

 

 

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             これ  マルコだけ

 

 

今,この時は二度とはこない。今から
どんなこともまごころで仕上げよう。

きっとこれが一段上の
精一杯の仕事なのだろう。


        今のみぞ
         まごころ味の
        奥ふかく    

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 富のよき働かせ方 長期勤続型とジョブホッピング型

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拝啓、Mr.バフェット

 

この一月に、おたくのことをまとめた本
37冊を読みました。

 

20才の若い頃が、一番よい助言が出来たが、
誰も耳を傾けなかったそうですね。

 

おたくの素晴らしさは、よい師を選んだのち実体験から学んで
いまなお、自分の智恵に高められ続けていることです。

 

耳を傾けないのは、人が慣性による考えやら
社会通念とやらの古いしきたりと人まねなどで
自分を自由に放てないからです。

 

自由とは“みずからによる”ことですね、Mr.バフェット。
つきなみには眠る創造力を芽吹かせることができんのです。
特に変動し流転きわまりない金融の深い森では
柔軟さと創造性がないと青木ヶ原になります。

 

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       チェリーCokeでご機嫌

    

Mr.バフェットは禅僧がのたまうような場面があって
ヨーロッパの賢人、インドや支那の賢人の境地と一緒なんだなあと
感じ入ってしまいます。自由人Mr.バフェットであります。


期間のリスクを限定するとの方針で
デートレードや時間トレードする人が大勢います。
そういう人達は数字の差益を狙うのが目的。
丁度、給料や待遇のよい会社をジョブホッピングすると同じです。

 

Mr.バフェット殿は「会社を買う。経営者を見、一緒に経営する」
という信頼と育成があります。
それは私たち日本人がかねて体験した家族的長期勤続の
仕組みの背景と同じです。

 

投資とはささやかな応援だとは思っていましたが、
育成と共同体の意識を持つMr.バフェットの境地に
敬愛をもって拝します。

 

マルコの残された時間を
安らかに、後進育成の心を温かくもって、
大道の投資を心がけ、千年先の“よかれ”になるよう
生きた使い方も試行錯誤したく存じます。

 

高齢でありながら若々しい感性の持ち主、
貴重な時間を心ゆたかにお過ごしあれ。

 

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          おすきな  ラウンドサンド いかが?

 

 

 

 

 地鳥、渡り鳥  :金沢


まっ黒カラスが鳴いている
おはよ~ビービーひよどりよ

 

遠くでかっこう
カッコウコウ

 

ヒヨドリ
珠のこえ

www.youtube.com


https://www.youtube.com/watch?v=g18bdzfCd84

キジバトやさしゅう
クーコロロ

 

陽が射しだしたら
つばめの回転
お見事みごと

 

トンビは祭りで
子供の菓子狙う

 

背黒セキレイ
ピコピコ尾ふる

 

渡り鳥マルコが
あくびをしたら
そろそろコウモリ
ヒラヒラり

おやすみ

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 マヴィレット体験記 7日目


毎朝、お医者の指示通り
大きな錠剤を三粒呑み込んでます。

 

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http://yaemugura.hatenablog.jp/entry/lovelykittens

                   文字と錠剤はマルコ加工です

 

軽い頭痛がする。いつもだけれど
それが、気温急降下によるものか
薬のせいなのか分からない。

 

倦怠感が少しあり、食後しばらくすると
眠たくて仕方がない。

 

この1週間目覚めが早くなって
早起き鳥のように5時前後だ。

 

早く目が覚めるから、眠たくて
早く眠る。すると早起きになるという
循環かもしれない。

 

     何はともあれ、恐怖の悪作用は
      やってこなかったですよ。

 

明日は、手頃なケーキでも手にいれて
福作用を祝う。

 

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                                  まいあさが誕生日

 

 

 ほたる :金沢


街の中心から5分ゆくと
マルコがしょっちゅう散歩した
白鳥路(ハクチョウロ)がある

 

金沢城の堀の先にあり
緑の路には小川が流れ
木陰に青銅彫刻が融け込んでいる

  

この静かなる路に
今月初めから蛍が飛ぶという。

すぐ横のホテル山楽にでかけ
蛍の催しに参加した。

 

  

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障子格子の屏風を背にして
和服姿の品ある語り部
蛍の文学作品を蘇らせるのだ。

 

声にいのちが宿り、まるでほたるとが
戯れ飛びかうような幽玄に包まれる

 

 

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                      ほたるを聞く

 

かすかなBGMは日本の横笛。その響きは
笛先にほたるの黄舞があるかのようだ。


源氏も平家も共に変わりものだという。
日本にいる五十種類の蛍の内
水性でかつ成虫になっても光るのは
源・平蛍だとか。

 


催しを終え、一番活発に光る八時過ぎから
白鳥路の散策をした。
子らがあちらこちらで歓声をあげる

 

空を飛びかうはほたるの君
葉陰に宿るはほたるの姫

 

都会の真ん中での初夏の
夜の闇にほんのり流れる
うす黄色の軌跡に麗美
私たち日本人は感じるのだろう。

 

そしてこの地の人々は、
飛びかう短命な小さな虫をいとおしむ

 

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                     hotel 山楽 ロビー

 

そして、お隣席のご夫婦とほたる縁で知り合いになった。

  

 

 マヴィレット体験記 初日 6/4~


長さ20ミリ弱

 

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一度に三錠も服用

水なしでは飲み込めない

 

アメリカ人はこのでかい錠剤を
鵜の鳥のように飲こむんだろねぇ

 

特に何もおきなかった。

 

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         早朝散歩で あいさつ

 

 

過去のインターフェロン注射では
歯がガタガタして合わせることさえ出来ず
悪寒と高熱・激痛がやってきたなぁ

 

さらば肝炎君

  


マルコの人生で長いつき合いだった肝炎君と
別れが近づいてきたようだ。

 

吾が日本国では例がないらしい
ジェノタイプⅢ-a、bとレッテルがつく
へんてこ、珍品、国宝級のタイプだ。

(ジェノタイプ=遺伝子型  Ⅲ-a、bは変人型  Oo..... ) 

 

どんな治療もこのウイルス君には通用せんので
追い出すことは忘れ去っていた。

 

 

年月が流れ、この珍肝炎タイプにも
効果があるという薬が昨年末に出た。

その名はマヴィレット
激烈な副作用のあるインターフェロンとは
比べものにならん  ヘノカッパ副作用だという。

 (だからか珍妙にも、インターフェロン・フリー療法といわれる)

 

その一世代前のハーボニ-は
私には効果がなさそうだった。
なのに料金が卒倒する程高価で、不思議なことに
エジプトならば1/10だと先生は仰せだった。

しかしだ 、今回のマヴィレットも驚く値がする。
1錠2万4210円、一日三錠7万2千円!
年寄りにそれだけ注ぎ込んでよろしいのかな?

 


それは別として一年程前から肝炎君に相談した。

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「あんたとのつき合い長いなぁ」
肝炎ウイルス「そや、住み心地いいわぁ  (^_-)-☆ 」

 

「アンタが悪いことすんやのうて、マルコの肝臓どんが
 あんたらを感知してなぁ、自分の肝細胞をこわすんや」
肝ウ「わしら、なかよう暮らしたい」

 

「まぁ、あんたらがおとなしゅうしてくれたら
 ずっとおってええって、しょっちゅうゆうてたから、
 まァ はんぶん脅かした、ハハハ・・・
 ほんと長年いい子してくれとったなぁ」
肝ウ「確かに、マルコがくたばったら、
   わしらもお陀仏と気がついたもん」

 

「なかようしとったから、云いにくいんやけど・・・」
肝ウ「覚悟しとる、マヴィレットやろ」

 

「すまんな、あんたら追い出すことになる」
肝ウ「ほんま、長い間気持ちよぅ居らしてもろたから
   エエとおもとる」

 

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        さらば別れの一献

 

「その潔さ大好きや
 それになぁ、人が経験できんこと味わった」
肝ウ「それなに?」

 

「若くして、病院に長逗留したやろ、
 病というものと、特に“ 老い ”をぎょうさん見て
 ヒシヒシとなぁ 実感した」
肝ウ「さよか、わしらそんなもんない」

 

「人だけが、人生を辿る。 マルコなぁ
 青年時代に定年後の、昔風にゆうたら
 隠居後のヨタヨタ生活味おうた」
肝ウ「ふー

 

「仲間達はいまどきそれを感じてるやろ、
 マルコは逆転して 若くして老後を味おうた。
 もしもやで、マヴィレットであんたらとさいならしたら
 30-40代に戻ることになるかもね」
肝ウ「なにゆうとん? ♪ これからもヨタヨタ生活かもね ♪
                  いらん事ゆうた、まぁ back to the Future ! 」

 

「若いときから早寝早起き腹八分目をせなあかんかったから、
 今はなんの苦もあらへん。          むりは少のぅしたなぁ
 そういうことで有難いとおもとる」
肝ウ「そりゃわしらの怪我の功名、フフ
    出世も稼ぎも忘れたなぁ マルコ 」

 

「フム縁なかった もしもやで、新薬であんたらとおさらばしたら・・・
 その後むりしたり、酒飲んだりするかもなぁ」
肝ウ「そうや、意志薄弱マルコよ
         わたしら、日本国からそろそろおいとまする時期なんや
        あとはマルコ、あんた次第
        人もウイルスも栄枯盛衰、留まることあらへん」

 

「・・・これから時々、弔いブログ記録に残しとく」
肝ウ「ええ想い出として残しといて、ゆっくりなぁ
        “ Old soldiers never die, we just fade away ”する、
                           千年構想がんばりや」

「よっしゃ!」

 

 

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                  別れもいろいろ