寒い朝の6時半、暗さが残る。
14年活躍してくれてるスクーターはエンジンがかからない。
そりゃ電池が10年も持ったからね。凍えた足でかける。
吉野屋のマークのノレンをくぐった。
まちがった・・・ノレンじゃなくて扉を押した
きっと手持ちぶさたやろと思ぅて
早く来たので客はひとり。
店員はひとり。
若いのににこやかに落ち着いている。
「朝は空いてる?」
「ええ、これからボチボチ増えます」
「昼間は?」
「ドカタが沢山見えられるので、ひとりで大忙しですわ」
「たったひとり?!」
「そうです、24時間です」
「・・・」
「晩は? 少ないんちゃう」
「そうでもないんです、夜勤帰りの人が来てくれはります」
みていると、朝食セットを三分ほどで出してくれ
他のお客が入ってくるとメニューを差し出し注文を取り、
レジもこなしている。この器用さが株価を支える。
すがすがしい若者だったので
持ち帰りメニュを見せてもらい、
牛すき鍋セットを作ってもらった。
お!どっしりしている
1899年 吉野家創業
こないだドカタの音頭をアップしたけど、
吉野屋のお得意さんなのだ。
だから、味が結構濃いぃ!
帰って三倍に薄めて、スパゲティーを追加したりして
結局、三回に分けて平らげた。
暖まって旨かった十年ぶりの吉野牛丼、
往生しいやぁ。