朝日で目覚める心地よさ
これぞ闇夜の贈りもの
新居あたりは、もと竹林が続く原野でおました
ベランダから日ごと増える竹の子達がおはようさん
きのうは小学生の兄弟が撫でましたわ
ひときわ若芽が輝く柳の木がすうーぅと一本、
雀たちがさえずり、カラスが舞う青空の朝
大拙博士はこうした中でいいはりますやろ
“ 自然 (みずからしかるべく) の大いなる恵みが見える。
恵みが竹は竹、柳は柳で生きることによる ”
二千五百年前頃、詩に詠う
“ 赤い光は赤く、青い光は青く、白い光は白く
それぞれ美しく輝いている・・・ ”
幼い子供に語りかけるような歌もありまっせ
“ わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい ”
竹も柳も やらこうなびき頷く
みんなちごうて、みんなよろしおます