千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

縄文の平和と滅亡調査-15 <熊穴に落ちた男>

冬道に迷い、熊の冬眠穴に落ちた男の話

 


アイヌ猟師「真冬に猟に出かけて、帰れなくなり、雪の中を彷徨い
穴におっこちた。そこになんと熊がいた」


「襲われると觀念したが、冬眠中のその熊は全く噛んだりしなかった」
「それどころか、大きな掌を近づけてくる。なんだろうと思ってなめてみると蜂蜜だった。だいぶ経った頃、熊が大きな手をさし示した、入口を出てみたら春だった」


「だから俺たちは穴の中では弾を撃たない
くまもあの中では人間を噛もうとしないという約束がある」
猟師はそのように述懐した。


生き物と人間の信じがたい助け合いだった。 釧路図書館にて

 

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            蜂蜜ねだりクマ達

 

抗議が来ました:熊「あれは穴ではない、我が家です!」