昔、一目仙人という相場に長けた人が
目先の利益を人々が求めてほとんどが涙にくれるのを
気の毒に思った。
そこで、私財をはたいて人を雇い
一目均衡表というとてつもなく独創的な相場指標を開発した。
とてもとても及びもつかないもので、世界的に有名になった。
十年ほど前に、宝塚でのどかな日和に散歩しているとき
犬と目が合った。その紐の先にいたご老人が藤田財閥の総帥で
病院経営がいやになって隠居したという。
何度も母上亭に遊びに来られて、ケガをするとマルコに治療されるのを楽しみに来られた。
「マルコよ、一目仙人はわが親類筋じゃ・・・」と事の成り行きを教えてくれた。
世間は廣く、狭い
さて、巨大市場の米国のNasdaqの足取りを見よう
なんと、教科書通り ここ五年は雲の下限に着くと反発している。
一目さん、あんたは素晴らしいものをお創りじゃ!
これから大きく上げるとは言えないものの、
目先は少しの期間だけ安泰。
マルコは戻り高値でナスダックを売る準備が完了・・・・
ガチョウが鳴いたら、果報は練って待つ