千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 転ぶな怒るな風邪引くな


2023年は転んでばかりいた。
あちこち傷だらけ

                                   

                                           痛いからおめでたい

「すまんな、気が急いだ」
「ごめん、不注意だった」
「目が見えんかった」
「まさか、床に水がこぼれてたとは」

 

ぜ~ぇんぶ、マルコのせいでうなだれている。

 

長く付き合ってくれてる身体君は文句をいわん。
だから余計、まっことすまん

 

マレーシアなんぞ、段差千倍、滑り水万倍


だけど親切やもんで、その辺でくたばっても
助けてくれる

 

       

 

 民族音楽

旧市街にある宿舎のすぐ横は、
よくよく見たらお城だった

 

見上げると中国風の入り口だ。

 

ある晩食事を済ませると、聞き慣れない音楽と歌声が聞こえる。
お城の正面入り口を塞ぐように舞台がしつらわれ、歌手と演奏者が奏でる。

 

 

                                    東河門(ドンハー門)


きれいな声の歌と、胡弓のような楽器が少し悲しげに伴奏する

 

そこだけライトが煌々として月下のもと、人々に聞き入らせる。

風呂椅子のようなものがいつも間にか増えて、腰掛けて聞き入っている。

 

これ、ベトナムの昔からの民謡ではないか。
人々の喜怒哀楽に染みこむような調べ。

天の美禄


そろそろ一年になるかなーーー

糀飯を毎日食っている

玄米を炊いて、50度以下に下がったら、糀か酒粕を少し混ぜ込む
そうして「うまくなぁれ」と時折保存箱をのぞき込んで五日。

 

そりゃうまいご飯ができあがる。

      

             中身だけはマルココウジ玄米と同じだね

 

いにしえの七の賢き人どもも 欲せしものは酒にしあるらし <万葉集巻三340>

 

「昔、無欲な七人の賢人たちでさえ、欲しいと思ったものは酒らしいよ、わかるなぁ」

 

 

値なき宝とというとも一杯の濁れる酒にあに勝(ま)さめやも <万葉集巻三345大伴旅人>

 

「価値のつけられないほどの宝といっても、一杯の濁り酒の価値には勝るものかいな」

 

甘い糀飯を食ったら、ほんのり温かくなるし、愉快気分になるから
濁り酒に近いんだろうね。


金融マーケットに追随すると、人生をすり減らす。
でもね、濁り酒的なコウジ飯は修復してくれている

ドラゴンフルーツのライトアップ


南国フルーツでカラフルの代表はドラゴンフルーツ
赤・緑・白・黒(種)四色だ。

 

味は?ないというか、あっさりとしている、あるいは水っぽいと表現されるか。
丁度豆腐みたいなもの。自分の味は控えめで、他の食材を引き立てる。

 

これは月下美人のようなサボテンの仲間が実らせる。
ソフトボール程ある大きな実が細い葉茎に実る。

 

 

 

夜行列車がゴトゴト走っているときに目が覚めた。
すると外が明るい。カーテンを開けると暗い夜空の下に、光々と畑が光っている。これは何だ?

 

 

飛ぶ景色に目を凝らしてみていると、ひょろ長い茎が垂れ下がり、まるでお化けのような株が列をなして延々と並んでいる。ひょっとするとドラゴンフルーツだな。

最初は白色や昼光色。そのうち赤やら黄色などいろんな色が灯ってる。観光用じゃないとはすぐ分かり、しばらくして美味しゅうするためだと気づく。調べてみた。

「ドラゴンフルーツ栽培には光がとても大切で、特に収穫のオフシーズンの夜には、開花と実りを補助するために夜にライトを当て続けるという栽培方法がとられている。
ドラゴンフルーツは、豊富な日照量がなければ花を咲かせて結実することができず、日照不足になると休眠してしまう。 そのため、多くの栽培拠点では、夜間にライトを灯して、光合成をする時間を長くし、ドラゴンフルーツの生長と栄養物質の蓄積を促すことで、生産量を増やしている。2023/10/13」

 

                   

                                                夜も眠れぬわぃ

 

 

ドラゴンフルーツの花は大きくて真っ白、それもほのかに甘い香りを放ちながら一晩だけ咲く。月下美人と同じくひっそり控えめだ。

この美人の咲き終えた花の酢物は旨いなぁ。

 

田舎の情緒

 

 朝顔につるべ取られてもらい水   (千代女)

 

早朝、野の花が誕生した。
赤ん坊のようにみずみずしく井戸辺に開くその姿に、
世界がこぞって造り出した不思議に目を見張る。
どうして取り除いたり出来ようか。

 

南洋の黄色い花が開く
コーヒーの花が純白に輝く
睡蓮が水面にうかぶ
蜘蛛の巣が露珠で真珠を思わせる

 

田舎が好きだ

 

 

都会化が進むと

    顔なしに金を取られてもらえ保護    (特殊詐欺)

   

         情緒もヘチマも・・・

 納豆菌よ おぬしは優れもの

おと年だったか、ある知恵者が教えてくれた。

「マルコよ、海外へ納豆持って行ったら腹こわさんよ」

 

そこで一昨年夏から秋にかけてしこたま納豆を買って
乾燥させた。ネバネバのままじゃ扱いにくい

 

味なし、辛子醤油味、ダシ味の三種類

 

ぐいぐい広げて天日にさらすと数日で縮んだ
それをポロポロばらして、くっつかぬように
粉を少しまぶす。大体1/3~1/5になったかな。

 

保存袋に入れて一年以上経って、思い出し
外国へ持参した。
袋を開けると、黒っぽい粒がごそごそ身を寄せ合って、
あの匂いもふんわか漂ってくるのだ。そりゃ腹痛菌も、下痢悪菌も
ペストもコロナだって避けるだろうと確信するね。

時折気づいたら、袋から取り出して口の中でふやかし味わう。
うまいね。

 

だから、下痢便秘なしで出張を終えた。


次から次へと緊張ストレス状態だからね、

以前ならすぐに詰まる腸が
結構快腸だよ。

日本の知恵、納豆菌・糀菌・酢酸菌、ありがとね。

 

カラカラ納豆

     日本で主治医に相談した・・・・・すると
  「マルコ、私なら整腸剤持って行くよ」と笑われた。
そうか、ビフィズス菌とかミヤBM錠、コンクチームなどいろいろある。
どっちがいいか実験してみるね