千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

天の美禄


そろそろ一年になるかなーーー

糀飯を毎日食っている

玄米を炊いて、50度以下に下がったら、糀か酒粕を少し混ぜ込む
そうして「うまくなぁれ」と時折保存箱をのぞき込んで五日。

 

そりゃうまいご飯ができあがる。

      

             中身だけはマルココウジ玄米と同じだね

 

いにしえの七の賢き人どもも 欲せしものは酒にしあるらし <万葉集巻三340>

 

「昔、無欲な七人の賢人たちでさえ、欲しいと思ったものは酒らしいよ、わかるなぁ」

 

 

値なき宝とというとも一杯の濁れる酒にあに勝(ま)さめやも <万葉集巻三345大伴旅人>

 

「価値のつけられないほどの宝といっても、一杯の濁り酒の価値には勝るものかいな」

 

甘い糀飯を食ったら、ほんのり温かくなるし、愉快気分になるから
濁り酒に近いんだろうね。


金融マーケットに追随すると、人生をすり減らす。
でもね、濁り酒的なコウジ飯は修復してくれている