千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 夢の種まき < つもり布施 > 

               
吾が屋の金魚たちも、野生猫たちも、そして庭木達も
千年プロジェクトの布施を日々している。

キャットフードや魚身の替わりに、海老の尻尾やサンマの頭を食べる。
浮いた60円が千年プロジェクトの布施壷にいい音を立てる。

庭木は根元の穴の生ゴミで満足して、
肥料代324円を壷にカチャンと入れさせてくれる。
早朝しっぽを振って寄ってくる金魚たちは、
ふやけた飯釜のカスを旨そうにつつく。

そう、これで週数十円チリンと壷入り布施。

アジアの布施はこうだ。
お婆ちゃんが修行僧へ布を供しようと願をたてる。
沼へ行き泥まみれになりながら、蓮の葉を引き抜いて、
コンコン叩いてなめしながら繊維をとる。それを糸に紡いで
黄色に染め、トントンと機織りする。
気の遠くなる法衣作りのひと織りひと織りに祈りがこもる

祈りを紡ぐのが布施である。

吾が屋の動植物たちの布施で
千年構想の種まきも、わずかでも
歩みを進めていること間違いない。
          

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え?もちろん満瑠壺もグルメしたつもりで、
豆ご飯にし (^-^)g"、壷を響かせるように心がけてるよ。