千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 大悲の元で   :高雄仏光山寺/台湾


マルコは年取ってから病がなくなった。
だから、まったく薬から解放された

 

病かどうか知らぬが、痛くも不便もない
『重度骨粗鬆症』だとか。
背骨が砕けたら死ぬまでと覚悟している。


ところが、まだ残っていた。

 

生まれつきの心の闇病、

まずはそれに気づいていなかった。

 

古来三毒として戒めている。

 

・責め、怒ること
・欲ばり
・無知、あほ、道理知らず

 

毒というほどに人生を病ませる

振り返ってみると、この三つでなんと時という
貴重なものを浪費してきたことか。

 

前に記事した“福報”を削り細めてきたことか!


この三毒を消すのが、薬師如来だという。
だから壮大な水陸法会の大雄殿にはゆかず
大悲殿に通った


大悲殿の薬師如来が、月光菩薩日光菩薩に囲まれて
優しい顔で見下ろしている。

 

“毒を消すのを手伝おうぞ”と繰り返す聖詩

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それこそ苦の大海からすくいあげてくれる
大悲、悲しみの共感にあふれていた

 

いっさい咎めも責めもせずに

 

 

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                    薬師如来      大阪 佛光山