入山した当初は大きな建物の玉佛楼の三階にある、
義行専用の18名ほどの大部屋にいた。
入口のすぐの下のベッド。
上は大きな人で一晩中スマホを相手に起きているようだった。
だから体を大きく動かす度にベッドは揺れる。
その度に目覚め、阪神大震災が頭をよぎる。
お隣さんは時折大きないびきをかく。
こういう時のために耳栓を持っているので何ともない。
揺れだけは初めてで、毎日眠かった。これも修行だ
途中から、移動をした。
義行会の責任者らしき法師が電気自動車を運転して
暗闇の中、丘の上に連れて行ってくれた。
どこにいるか分からないが、翌日わかった。
普賢菩薩を祀る普賢殿で高台にぽつんとある。
英語では ( Greate Practice shuline )
女や修行者を守護し、息災延命、幸福を増す菩薩さんだとか
菩薩は佛陀や如来を目指して日々研鑽する貴い人をさす。
マルコにはちょうどいい場所だ。
前の記事の地図では、左下に位置する。
遠くに座像の大佛と、立像の大佛が望め
その間にこんもりした森や公園が見渡せる。
いよいよ、修行が始まる。
敬虔で無心の礼拝 普賢殿