千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

みんなはか

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               大バカ  小バカ !!

             ♪ アホウにマヌケ              ♪ 

        テンサイ・イジン

      行き着くとこはみんなハカ

                 

       ∞

 

 

認知症~~すごい名前だから恐れるし病気だと思いこむ。


実際、認知症とレッテルを貼られると馬鹿にされ

劣ったものとみなされ疎外される。

 

若さという高台にいる者は、劣ったものと意思の疎通などできるかぃとか

判断もまともじゃない厄介もんだと思い込むのが普通だ。

 

そこにはやりの尊厳など入り込むことはないだろう。
ボケて死にゆくお年寄りは、意思も豊かな感情の中にあるようで、周囲に気遣い遠慮し、悲しみと絶望の大海であがいている。

 


認知症の七十代の男は介護施設に入所するにあたり、

「施設職員が付き添いの息子だけに名刺を渡したことに傷ついた。

 何も分からないとみなされ、希望を聞いてもらえないのかと。

 偏見と諦め、迷惑をかけているという負い目から悲嘆を口に出せなかった」という


吾、母上は周りの人々のため施設にいる。

他の居室(座敷牢)の娘さんと話したが「ほんとは一緒に住みたいんですが、仕事があって・・・」と目をうるませる。なにもできず楽しみもない、人生なくいるだけの生活

 

その母上は姿勢良くキリッとして食事する・・・そして、目をつむりだした食事が増えて

いつの間にか消えた。長寿はここでも悲しみの涙を流させた。

 


マルコ母上はボケが進んでも、一/千の瞬時母に戻り

「髪の毛少なくなったね、私のあげる」と撫でてくれる。

 

家に帰ることだけを楽しみにしていたから数え切れないほど裏切りを重ね絶望させた 


  「なんでもいうこと聞くから、連れて帰ってね」       

 

        言わせた息子は地獄行き

 


      
   波掛けの 岸の波打ちかかり

     袖は涙に濡れそぼち

   ただただ思う ひとの世の悲しみ  

                  <厓菩薩>