千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

安もの言葉と高みの言葉


「・・・・感謝しています」
幼子から有名人、年寄にまで連発されインフレさなか

 

「・・・・の香り」
お香や花から料理、はてはペットにまで連発され価値を失った

 

「・・・・を確認」
UFOから、コロナ、はては問い合わせ窓口の勉強しない
マニュアル担当者の言い逃れ言葉として機関銃連発され意味を失った

 

わけもわからん横文字のカタカナ言葉をもったいぶって真似し
有名人はその精神構造をさらける

 

言葉なんぞは手段だけど
それ自体に中毒症状を起こす

 

つくづくおもう
鈴木大拙師は96歳の年にいたるまで
日々その言葉の流麗さと
意味するところの高みを示し続けられた

 

腸閉塞で逝かれるるまで
こころを磨かれたのがわかる

 

いいなぁ

 

 

     f:id:Mtatibana:20210806084305j:plain

                       見ぬが華、聞かぬが妙、言わぬが深淵