千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

若い頃恐れを知らなかった

 鹿を追うものは山を見ない
  若さは失う恐れを知らなかった
 
 老いは知らないことを知らしめる
  他に失わせる恐れと悲嘆の泥沼を

 

 

小さな頃に高熱を出すと戦の夢を見た。
馬にまたがって「すすめ突撃!!」と
怒声を上げ日本刀をさらりと抜いて突き進むのだ。
いつも同じような夢を見た。

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漫画のせいかもしれない

攻められる夢にかえたい

 

一例は受験戦争だ。合格したら2、3人の夢を潰している
勝ち負けだけ争うことは勝者の裏に何万もの敗者を生む
生身の戦争は幾多の戦友と敵の家族の幸せを奪う


 他にも空の星ほどある

 

人は得ることの数倍もの打撃を、失うことから被る。
だから憎しみが世を覆い、イクサの連鎖が止まらない。

 

金融分野も癌化して奪い合いである。
近頃、大損をしても「そうか、喜んでるのがたくさんいる」
と言い聞かしている。

 

米国株式指数SP500は世界で独り勝ちして
休憩も調整もなくズルズル上げる。

暴落の経験のない者たちが恐れをつゆ知らず
買い上げる。

 

世に貧困をなくすはずの近代システムは
近々何十億人もの敗者を産み出すだろう

 

 

        ここ数年言い続けてる

           元少年マルコ