千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

縄文の平和と滅亡調査-19 <羅臼は蝦夷地の果てか>

 

釧路から羅臼へは約六時間弱のバスでリムジンのようなふわふわシートである。

その大きなバスの乗客は3、4人。料金は金澤・大阪間の二倍。曇り空で肌寒い。 

 

不思議な地名や道路の名前がある。 
北片無去キタカタムサリ、32線、30線、茶志骨チャシコツ1線---きっと碁盤の目状の道路が多すぎて名前がなくなったのだ。

標津を過ぎると「100m手前で合図してくれればどこででも停まります」とのアナウンスがあった。粋な計らいだ。

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知床半島の根本、羅臼に終点到着したときマルコ一人だった。小雨で気温は十五度C。
コロナ騒ぎで飲食店は全部閉じているから人通りなどまったくなく、ますます寒々している。


宿屋にたどり着き、これも粋な計らいで広々とした部屋に通された。
大きなベッドがあって上にはキラキラのシャンデリア。 
元々カラオケの部屋だったようだ。 電子レンジと湯沸かし器がついている。

 

陽がかげらないうちに食料買い出しに行く。

海の道駅で大きな赤ツブ貝を500円で買う。結構あるな。3日分・・・
 明るく灯っていたコンビニでチキンカツカレーと ビールを仕入れて部屋に戻る。

刺し身とか雲丹なしで乾杯!


この調子じゃ、公的な資料館は休みだな。  今夜は冷えそうだ。

              8月23日記