日本ではほぼ70年前にテレビ放送が始まった----
太古の昔はそんなものあらへんかったが、
暮らしに差しさわりは一切なかった。
ちょうど一年前、北海道で一週間宿泊した宿舎では、チェックインの時、テレビはありませんと説明を受けた。
それはいいですね、と応えた。
広大な農場の中に佇む一軒家ではゆったりした時間が流れ、慌ただしい日々の疲れが溶け去ってゆく。
「 どうしてテレビがないんですか?」
「 ほら、ラジオだったら何か仕事をしながらでも聞けるし、必要な情報の時にはパッと耳をそばだてる。
テレビだったらずっとそれを見て、時間がなくなる。 他にスマホの相手もせないかんでしょう。見たい番組はYouTube で後から見れるし」
マルコは賛成拍手した
https://shigachan.com/disused-television-480.html
先日、マルコの青年友達にテレビ番組を紹介した。
すると申し訳なさそうに
「残念ながら僕はいまテレビを持ってません。
またネットでみますね」
なるほど!それが今なのだ。
昔風の家庭では常時テレビが点いていて、
交流はTVが中心だから、首をかしげる。
わが竹林亭では、固定電話が消えた。
テレビもいつも電源がぬかれていて退屈そう、いずれ消える。
古邨