千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 命のリレー リボン

無機的な遺伝子の図を見てふと思った。
 まるでリボンだなと。 そして美しい金沢友禅の川 流しにたどり着いた。
 

 長らく生きていると自分などどこにもない。
 
私たちは先世の福あって、
宮殿はなはだ厳飾さる
     宮殿:こころ  厳飾:おごそかに飾られ 
 
と昔の人は言う。
 
 
 父も母も、じいちゃん もばあちゃんも、 ひいばあちゃんもひいじんちゃんも---
と遡ると、何十億人もの祖先の恵みを受けている。
 
 そして子らを見ると なんと純粋な心を持っていることか。 マルコはヘンテコな格好をしているせいか 海外でも美人からではなく子供から じーっと覗き込まれる。
 
もちろん 逆に 厳悪の沼に落ちたら逆となる。
 
マルコなどおらず、ただただ織り続く リボンの一つのマス目でしかない。
縁ある人々と 友禅の美しい織りなし を来年も続けて行こう
 
 

          よろしくね  世界のどこかにいるから