千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

田舎の情緒

 

 朝顔につるべ取られてもらい水   (千代女)

 

早朝、野の花が誕生した。
赤ん坊のようにみずみずしく井戸辺に開くその姿に、
世界がこぞって造り出した不思議に目を見張る。
どうして取り除いたり出来ようか。

 

南洋の黄色い花が開く
コーヒーの花が純白に輝く
睡蓮が水面にうかぶ
蜘蛛の巣が露珠で真珠を思わせる

 

田舎が好きだ

 

 

都会化が進むと

    顔なしに金を取られてもらえ保護    (特殊詐欺)

   

         情緒もヘチマも・・・

 納豆菌よ おぬしは優れもの

おと年だったか、ある知恵者が教えてくれた。

「マルコよ、海外へ納豆持って行ったら腹こわさんよ」

 

そこで一昨年夏から秋にかけてしこたま納豆を買って
乾燥させた。ネバネバのままじゃ扱いにくい

 

味なし、辛子醤油味、ダシ味の三種類

 

ぐいぐい広げて天日にさらすと数日で縮んだ
それをポロポロばらして、くっつかぬように
粉を少しまぶす。大体1/3~1/5になったかな。

 

保存袋に入れて一年以上経って、思い出し
外国へ持参した。
袋を開けると、黒っぽい粒がごそごそ身を寄せ合って、
あの匂いもふんわか漂ってくるのだ。そりゃ腹痛菌も、下痢悪菌も
ペストもコロナだって避けるだろうと確信するね。

時折気づいたら、袋から取り出して口の中でふやかし味わう。
うまいね。

 

だから、下痢便秘なしで出張を終えた。


次から次へと緊張ストレス状態だからね、

以前ならすぐに詰まる腸が
結構快腸だよ。

日本の知恵、納豆菌・糀菌・酢酸菌、ありがとね。

 

カラカラ納豆

     日本で主治医に相談した・・・・・すると
  「マルコ、私なら整腸剤持って行くよ」と笑われた。
そうか、ビフィズス菌とかミヤBM錠、コンクチームなどいろいろある。
どっちがいいか実験してみるね

生活がそこにある

             よう  未熟マルコ おれ巨大なまず  

宿舎の二階のベランダから通りを眺めると
生き生きと本物の生活が実感できる。

 

ある朝のこと・・・コココと鶏が騒ぎ、羽をばたつかせてくたばる。

 

おっちゃんは慣れた手つきで、締めた鶏をじょうろ型の鉄柵に頭から突っ込んで血を出す。横に小型の湯釜があって二、三匹まとめて羽ごと茹でる。しばらくして取り出し羽をむしって、あっという間に裸にする。その手際のよさは無駄なく洗練されてる。かごにさっきうごめいていた生き物が、裸のきれいな鶏肉になってる。

 

それは一メートル先のおばちゃんに渡され、大木を横切りした丸っこいまな板に横になると、四角の包丁で小気味よい音のもと、売り物になる塊に分けられてしまう。放り投げられた鶏肉は店の台に綺麗に並ぶのだ。


バイクで若奥さん達が次々に買いに来る。乗ったままで、金を払ったら袋を受け取り家路へ急ぐ。時には一匹まるごと買うおばちゃんもいる。大家族かパーティーかなと想像する。

 

昼前になると、さばき終えたおっちゃんは店を閉じて、なんと血が流れていた地面にレストランが開店して湯気が立ち上ってる。おいしい匂いが漂うとお客が訪れて風呂椅子に座ってフォーガー(鶏麺)をおいしそうに食べてる。おばちゃんの鶏肉ショップでは引き続き客に愛想を振りまく。

 

                  黄色ウナギ

同じようにたらいに泳ぐ50-60センチほどの大きな魚を、客の要望に応じて刀でバッサバッサ切っては袋に入れ、切り刻んでは店頭に並べる。ウナギは石畳にはい逃げている。スッポンは網の中でうごめく。さすがに豚はおらず、豚肉となった塊をいろんな大きさで並べ売りさばいたり、グルグルと焼き肉にしていい匂いを振りまいている。

 

 

 

覚えきれぬほど多種の野菜もあちこちに山積みで、売り切れたらその場から去って別の売り子が陣取る。豆腐屋は揚げ豆腐までつくったり、豆乳をスイーツとしても売る。

 

お上品なスーパーマーケットにはない、たくましい生活がそこにある。

          おいら スッポン

 

 

ニワトリを羽ばたかぬよう両手でぎゅっと握ったことは小さな時にあった。
ひよこを飼っていたとき、掌にのせ両掌で包んだりした。
そこにはほんのりした温ったかみと、息遣いや動悸が掌に伝わってきた。

 

             ワシはこの家の目覚まし

それが生きている証だな
なんだか仲間感があるのだ

  世界人  

 

 

 

 

               シンガポールでの標語


慌ただしく出立して、シンガポールでほっと一息お茶を飲んでいる。


ふと嫌いなクーラーの室内機に目をやった。
動いてない。死んだ空気が吹き出さずいいことやなと思いつつ
目を横にやるとその標語があった。

 

なんだ、世界人やないかいなぁ
幸せも天国も地獄も、国籍なんかある訳ないしね

 

横にいる西洋人にゆうた
「いい標語やねぇ」
「・・そうだね」
と見合わせた目に笑みが浮かんだ

 

 

いろんな人々が行き交う場所では
みんな世界人を生きている

 

だから、今年は世界人企画の種まきしてゆく


命名鈴木大拙、縁を起こしてくれた父上
そして、応援の皆さん見といてね

 

        年初の初夢

     

 

          

            一富士 二渡り鳥  三成すび

 

 

 命のリレー リボン

無機的な遺伝子の図を見てふと思った。
 まるでリボンだなと。 そして美しい金沢友禅の川 流しにたどり着いた。
 

 長らく生きていると自分などどこにもない。
 
私たちは先世の福あって、
宮殿はなはだ厳飾さる
     宮殿:こころ  厳飾:おごそかに飾られ 
 
と昔の人は言う。
 
 
 父も母も、じいちゃん もばあちゃんも、 ひいばあちゃんもひいじんちゃんも---
と遡ると、何十億人もの祖先の恵みを受けている。
 
 そして子らを見ると なんと純粋な心を持っていることか。 マルコはヘンテコな格好をしているせいか 海外でも美人からではなく子供から じーっと覗き込まれる。
 
もちろん 逆に 厳悪の沼に落ちたら逆となる。
 
マルコなどおらず、ただただ織り続く リボンの一つのマス目でしかない。
縁ある人々と 友禅の美しい織りなし を来年も続けて行こう
 
 

          よろしくね  世界のどこかにいるから

ACT FAST


これを考案した人、大したものだなぁ

 

英語の略した頭文字言葉はごまかしが多いから総じて警戒している。
響きもおおよそ耳障り、sdgsってややこしき発音で、早口言葉でしかない

 

ところが脳卒中のことを調べていると判定方法がこれだという

 

標語は

【 脳卒中から身を守る魔法の言葉。「顔、腕、ことば」ですぐ受診! 】

 

で、分かりやすく記憶蒸発症のマルコでも覚えられる

 

米語のスローガンはもっと洗練されている

【ACT FAST】

:act:行動しよう、F:face A:arm S:speech T:time すぐさまに

つまり、face、arm、speechの三つを調べて一つでも該当したら、すぐさま救急車ということ。

 

普通の日常語に別のヒントを含ませている

 

 

海外の友人達に知ったふりできるな・・・・フフフ

 

       

 

カントーの宿舎のおばちゃん:

「それは、高血圧だ」とせっせとベジタリアン料理を作ってくれる。

マルコが熱っぽいというと、ベッドに横たわらせ、血圧計を持ってきて、高血圧が原因だという

しんどいから今日は休養というと、栄養つけなきゃと肉がいっぱいの料理を取り寄せてくれる。こんなもの食い続けたら高血圧なんやが・・・まいいか  ペロリ

 

きっと脳卒中起こしたら、血圧はかって高血圧が原因だ、おかゆがいいとなりまっせ

 

誤診があってもね、親切おばちゃんのような人の間でコロリンはいいなぁ 8^^)

 

 

 

 

 

悲しみの大地に

若い人は体験がないから喜びに浸る
当然だ。 夢の季節

 

しんどいことやら、挫折を繰り返す
海外の仕組みが全部休眠状態だ

 

理解されないことや、よき理解者が他界して涙する
今年は多くが永眠した。

 

いくら心は青春だと気張ってみても、
老いはしずしずと迫ってくる。

 

こっちは違う境地に歩みたいのに
旧友人は変わるなと濡れ落ち葉でせがむ

 

 

いざ、なすがまま受け入れるにしても
知人の生活に悲劇が多々あって心が痛む。
外国の天地でもまるきり同じ

 

それらは大谷が笑顔でTVに出ても、
お笑い聞いても、異国に飛んでいっても
いえることがない。

 

キリストはお偉い方、皆の罪を背負って昇天した。
おおきに ありがたきこと

     

             灯火にほっと一息

 

沢山の悲しみの荒れ地に種が芽生えて、実りあれ

空気汚染の身体センサー

ホーチミンやクアラルンプールで、
軽い頭痛と喉に違和感があった。
疲れだろうなとおもった

スマホで気づいた 間違いだった

「空気質」と云う項目があって142=汚染してます
とでてる。なんだこりゃぁ?

後で気づいた 友人のいるカントーへ行くと治った。
汚染程度70程、金沢だと37

 

 

    

          高性能汚染センサー

 

自分の体も優れたセンサーやなぁ