滋賀でオニギリをのどに詰まらせて
あの世へいった若衆がいた。
ま、大食い早食いが好きなんだから
本望だろうな。ん?バチあたりだって
最後の五個目を食べていてひっくり返ったそうな。
マルコなら三個目で気絶するのに、よう頑張った!
粒「食って死ぬ奴、食わず逝く奴」
両親から聞いた不思議な実話で、マルコは腹七分目を心がける。
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太平洋戦争の話だった。
父「わしと同じ年頃の親戚が、フィリピンに出征したんや」
マ「フィリピンって大変やったとこ?」
「ご多分に漏れずやけどな、過酷な戦いやったな
ある晩に若妻が夢見たんや。どんなかとゆうと
突然夫がやせ衰えて帰ってきて、涙の再会。
その夫は目をぎらつかせ“飯!飯!”とせかすんやて」
「余程飢えてたんやね」
「そうや、大きなオニギリをガツガツ食べて、“もっと炊け”
と云ったそうな。その時若妻は目が覚めた」
戦死公報の薄い紙がまもなく若妻に届いた。
藤田嗣治画伯 (陸軍美術協会理事長) サイパン島
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その痛々しい話をよく想い出すから、三分は餓死した
若き200万戦士のためだ。
もっとも二分とか一分になるけどね。
新米はうまい・・・許せ
衣食足りても、礼節を忘する