千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 飛ぶ鳥、跡をのこさず


同志の尊父が永眠した。

 

癌が全身に転移して、わが年頃で逝った

本人の意向を重視し、かいがいしく世話した。
潔い女だから、悲哀も悔恨も涙で流しさるだろう

 

マルコもいずれゆく道


わが父上は晩年に慈みの眼で
「別に結婚せんでもいいなぁ」と、
なしえなかったことをオッチョコチョイ息子が
大願成就らしき歩みをしていると
喜んでいる風だった


すでに葬式を終えているマルコ鳥は
そっと飛び立つ

 

山に入って吾が母上、はらから
友人達、縁あるすべてのものへの
回向を長く行じる。

 

 

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この予約記事が出た頃はどこで
何をしているのだろうか