千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

縄文の平和と滅亡調査-14 <先祖と同じに捕たい>

釧路図書館で、新聞記事

「鮭狩りについて:先祖と同じに捕たいだけなんだ」  アイヌの 古老


儀式用の鮭を捕る時、警察は採捕申請を出せと言ってきた。 畠山エシカがいう。 
「北海道を売った覚えも貸した覚えもない。あんた方がどやどやと北海道に入ってきて勝手に法律というものを作ったんじゃないか。昔はここに17軒18軒のアイヌコタンがあった。それを崩壊させたのは和人だって言うの!日本政府はアイヌ先住民族だと認めた。俺は“世界の先住民族”の一人だ」


「あんたら逮捕すればいいべや、物心ついた頃からいじめや学校でもいじめられた。俺は2,3歳までアイヌが大嫌いできた。 で、アイヌのことを勉強して知った。 先祖は若い男は連れられたら二度と帰らない強制収容され働かされた。女は手篭めにされて、子を孕んだら降ろされた。 だからじいさんばあさんしか残らない。 男も女も奴隷のように扱われてきた。それは三代か四代前のことだ。 あんた方は先祖の土地は奪う、仕事も何もかも奪ってきただろう。 我々の祖先はここで 鮭をとって暮らしてきた。それを再現して何が悪いの!・・・・わからんべな。 俺の気持ちは。
法律法律って言うけど、なら国連の先住民族権利宣言を何で法律に反映しないのよ!」

        <+畠山エシカと戸惑い顔の若い警官たちの写真>

 

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Webより    1992年12月10日国連総会「世界の先住民の国際年」記念演説
                           北海道ウタリ協会 理事長 野村義一


各国の政府代表部の皆さん、そして、兄弟姉妹である先住民族の代表の皆さんにアイヌ民族を代表して、 心からご挨拶を申し上げます。また、ここに招待してくださったブトロス=ブトロス=ガリ国連事務総長、 そしてアントワーヌ=ブランカ国連人権担当事務次官に対し心からお礼を述べたいと思います。-----中略----

 

19世紀の後半に、「北海道開拓」と呼ばれる大規模開発事業により、アイヌ民族は、一方的に土地を奪われ、強制的に日本国民とされました。日本政府とロシア政府の国境画定により、私たちの伝統的な領土は分割され、多く の同胞が強制移住を経験しました。

 

また、日本政府は当初から強力な同化政策を押しつけてきました。こうした同化政策によって、●アイヌ民族は、 アイヌ語の使用を禁止され、伝統文化を否定され、経済生活を破壊されて、抑圧と収奪の対象となり、また、深刻 な差別を経験してきました。●川で魚を捕れば「密漁」とされ、山で木を切れば「盗伐」とされるなどして、私たちは 先祖伝来の土地で民族として伝統的な生活を続けていくことができなくなったのです。
---中略---


日本のような同化主義の強い産業社会に暮らす先住民族として、アイヌ民族は、さまざまな民族根絶政策(エス ノサイド)に対して、国連が先住民族の権利を保障する国際基準を早急に設定するよう要請いたします。
---中略---

 

私たちの要求する高度な自治は、私たちの伝統社会が培ってきた「自然との共存および話し合いによる平和」を基本原則とするものであります。これは、既存の国家と同じものを作ってこれに対決しようとするものではなく、私 たち独自の価値によって、民族の尊厳に満ちた社会を維持・発展させ、諸民族の共存を実現しようとするものであります。

アイヌ語で大地のことを「ウレシパモシリ」と呼ぶことがあります。これは、「万物が互いに互いを育て あう大地」という意味です。冷戦が終わり、新しい国際秩序が模索されている時代に、先住民族と非先住民族の間の「新しいパートナーシップ」は、時代の要請に応え、国際社会に大いに貢献することでしょう。この人類の希望に満ちた未来をより一層豊かにすることこそ私たち先住民族の願いであることを申し上げて、私の演説を終わりたいと思います。   イヤイライケレ。ありがとうございました。
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マルコ、この魂からの叫びは染みいり、うなずくこと頻りである。

 

以前から感覚的に現代社会を複雑怪奇にする仕組みに疑問があった。
「あんたらがどやどやときて、勝手に法律というものを作ったんじゃないか!」

事細かで重箱の隅をほじくり出し、人を疑うことを第一義とした
分別くさい法律を網の目のように張り巡らす社会。
西洋の性悪思考の極地だろう。

 

寛容とかお互い様とか、ホドホドではまったくない

住みづらいナラヌお触れは精神疾患者を増やすだけではなくて、

ブロックチェーン技術が拍車をかけて暗黒のスマートコントラクト社会へと堕ちてゆくだろうね

    マルコの予言です 当たらぬよしの八卦・・・

 

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