千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 投資の向き不向き

デブの雀は見たことがない。アリも蜜をため込むアリは別として、
よく動く働き蟻はすっきりしている。

 

 仕事場にしている 百万石ビブリオ バウムで弁当を食べていた。
 いつも 遠くに連なる山を見ながら目を休める。
周辺には綺麗な花壇があって、ベンチに家族連れやら勉強に来た人たちが 昼ご飯を食べる。 和やかで微笑ましい。


先日、マルコは見てはいけないものを見てしまった。
 それは人間のデブのランチだった。 詳しく言いたくもないが、腰骨の上辺りに脂肪がはみ出て、 ブラジャーの後ろにもおっぱいのように盛り出て服が悲鳴を上げる。

一体 前はどうなっているのだろうか 想像がつかない。

 

 近頃テレビで頻繁に超デブタレントが出ている。 すぐにテレビを消す。 
目が汚れるしあのデブの発する放射熱感で生理的に拒絶してしまう。


人それぞれの体質があるから 人格的にどうのこうのとは決して言わない。


 ポチャッとしているのは何だか愛嬌があるし、性格も丸みが感じられいいのだけどね。

時折だけど自慢のように「私の趣味は食べることです」という女がいる。
さよか、それしかないの?子供でも、ご老人も食事をするし、糞をする。
つまり「私の趣味は排便でございます、ハイ」と同じ。

 

動物として普通のことを好きだ嫌いだ、趣味だというのは品性がない。
食べるときにおいしそうに味わって食べる仕草に表現わすと奥ゆかしい。
あるお人は「マルコよ、先味、中味、後味があるんだよ」と教えてくれた。

 

どのようにすれば、あの脂肪がつくのだろうか。愉快な医師に聞いてみたら、
「脂肪をため込む細胞、白色脂肪細胞が活発で肥大化するんです」とのこと。
食い過ぎが大きな原因。

「脂肪を貯めるな。金貯めよ」と京都大学の先生が仰せ。

 

でもねえ、京大先生、ずっと観察していると

食欲をコントロールできぬ人は、投資には向かないと気づいたよ。


欲は必要だけど、欲張りだけは勝利を手にできないからだ。

            

             まだまだ食える それ食え食え