あらゆることで縄文の考えを引き継いでいたアイヌが
富の蓄積で絶大な権力を持ち出した弥生人たちに押されてきた中、
様々な試行錯誤と融和の工夫がされた。
基本的に武器を他に求めるしかなかったアイヌは
衰退せざるを得なかった。
マルコの疑問は、そうした狡猾でしたたかな新勢力に対抗できず、
多くの富を奪われた縄文の名残を持ったアイヌの人民が
なぜ雄々しく立ち向かわなかったのか?
遺伝子的にもなんら普通人と変わらなかった人々が
征服され衰退したのか知りたかった。
調べてゆくと、アイヌは弱者ではなかった。
ただ生まれたときから融和的な社会・自然環境に馴染んでいたので、
商売の狡猾な策略やだましへの抵抗力が少なかった。
また武力の差が歴然とあった。
結果、騙され、富や生活の大地を奪われ続けた。
一方、アイヌは大昔他国へ傭兵として大活躍したし、
英雄もたくさん出ていた。
つまるところ、アメリカインディアンたちと同じであった。
しばらく、こうした英雄たちの短編話を記す。
それは千年構想で仲間たちが富を得ても、詐欺師たちや貪欲者達に
志金や富を奪われることがないようにするためだ。
独断で、五人の例を採り上げてみる
1.シャクシャイン 対日本国 悲劇
2.ウイリアム・ウオレス 対イングランド国 悲劇+遺志が継がれ成果
3.北条時宗 対元帝国 成果+日本文化創造と武士道へ
4.ファ・ムーラン(花木蘭) 対外敵(突厥) 成果+孝道
5.范蠡 対呉国など 大正解
小国・弱国・弱町・弱者から本物の英勇が