千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

渡り鳥がゆく

 修行に高雄にゆく謎    :台湾

年初のお神籤にあったように今年は謎めいた不思議なことがつぎつぎと展開してゆく。謎めいたことがどんなに小さくても、まったく思いがけずに大きく膨らんでゆくのだ。 それは二十年前に阪神大震災で体験して気づいた“お裾分けシステム”の驚き以上だ。お裾分…

 分かち合いと寡占のゆくえ :アジアの智慧

アジアを旅していて嬉しいのは「いまあるモノを分かち合い」する楽しさだ。 おおよそわたしたち庶民は元もとそうだ。 アジア地域ではほとんどの国でそうだけど、フィリピンの人々は「あんた、一緒に食おうよ」とそれはそれは人なつこいこと限りなしだ。 がぜ…

ひよこ    Vinh(ヴィン)/ベトナム

ヴィンは建国の父・ホーチミンが誕生した所で、廟にお参りするため滞在した。 駅から近くのホテルから早朝散歩する。あちこち回って地元の人々とかかわって歩いているとピーピーと音がする。 みると、黄色いひよこが黄色い声で鳴いている。 鶏のひよこよりで…

 鄭和-3   マラッカ/マレーシア

マルコと鄭和 鄭和の本姓は馬、それはマホメット教の家系だった。メッカ巡礼も大航海の動機となって、よりよきものにしたであろう。 菩薩戒を受けた仏教徒でもあった。 鄭和がどこの国の人であろうと、信じるものが何であろうと、女であろうと、年がいくつであ…

鄭和-2   マラッカ/マレーシア

令 令とは総指揮監、総大将をいう。鄭和提督の回りにはこうした旗印がはためいていたに違いない。 鄭和は1371年に雲南省に生まれ、皆に育まれた。 鄭少年とお爺ちゃん 少年時代に明国の元国勢力討伐戦争で捕虜になり、去勢されて永楽帝に献上された。 マルコな…

 鄭和-1   マラッカ/マレーシア

人生の送りかたの師は 范蠡(はんれい) 女で好きなのは虞美人や楊貴妃でもなく范蠡につき従った大根足・西施だ 道を示してくれる師は大拙老師 爽やかな英雄で好きなのがこの鄭和(ていわ) 宝船の原型となったこの海の英雄の壮大な物語はいまなお、山賊と海賊の…

右手に孫子、左に聖典 :マレーシア

「 右手にコーラン、左手に剣 」 とよくいわれる コーランには、イスラム教を勧める心得として 「強制しないこと」(10章99節)、「叡知と立派な説教によって説得すること」(16章125節)とある。 だから、剣で脅かしはしない。 実際、マルコは勧誘されたり…

イタリア国旗食事  ベトナム&オリエンタルホテル東京

豆腐の上に青ネギをのせるその上にケチャップかけて イタリア国旗豆腐 よくやるのがねぇ、イタリア国旗ソフト! 中華料理レストランでイタリア・・・・・ ビュフェでソフトクリームをにょろりと巻いて、上に真っ赤なミニトマトをのせるミントを添えたらいいのだけ…

お気に入りの豪華な安宿

大昔にパック旅行に参加して、その忙しさに目が回った。じっくり過ごしたい所でも、サァーっとみて次に行く。 こうした勤勉観光をやめて、一箇所にずっとおって人々の生活を見るぐーたら出張をしている。 ある若者がいった「マルコ、僕はね そこにいるだけで…

 アラーの恵み:同じ皿の飯   マレーシア

「一粒のなつめやしとね、コップ一杯の水で 一日元気でおれるんだよ」 遠くイランからで稼ぎに来ている彼は、上物のナツメヤシを差しだしてマルコに説明してくれた。 「フゥ~ン こりゃうまいねぇ!」と甘い物好きのマルコはおもわず口にした。 田舎のモスクでは小…

 アラーの恵み:分かち合いと兄妹さ   マレーシア

ベトナムの友人、Myさん一家 兄妹さ 今でも冷や汗だらりの過去がある。 あるアメリカ人の自己主張の強烈さをまねて、マレーシアのラブアン島へ船で渡るときのこと・・・ ∞ マルコはスピードボートの乗り方を知らなかった。乗船券売り場で券を買った。 どのボートでも乗れ…

 アラーの恵み:寛容令   マレーシア

都会化をどんどん続けるシンガポールから、陸路マレーシアに入った。 整備された道の両側には、緑の林や農園のココナツヤシ畑が整然と並び、緑が大地をおおい尽くしている。 それだけでホッとする。 その恵みもあるのか、地元の人達は心が寛い。 初めてマレーシア…

アラーの恵み:笑顔   マレーシア

聖 コーラン マレーシアの人々は、ほとんどがモスリム。 KL(クアラルンプール)の宿舎でチェックインすると、フロントスタッフは見とれる笑顔で歓迎してくれた。 他のスタッフ、アフガンからの青年も高貴な笑顔だった。 バングラディッシュからの出稼ぎは人なつっ…

アラーの恵み:マンゴ   マラッカ/マレーシア

マルコはイスラム教がどういうものか実地で感じたことはない。読んだり聞いたことと現実は違うので、分からないのが本音。 若い頃、神戸のイスラム寺院の司祭(ウラマー)に来ていただいて、海外に赴任する社員に講義をしてもらったことがあるぐらいだ。 だから少…

発想の泉わく、こんこんと カントー/ベトナム

東南アジアではようやるわ!というほど、柔軟だ。 金融広報中央委員会の世論調査にると、老後の生活について心配している層は83.1%もあるとのこと。 その理由は「十分な金融資産がない」が圧倒的で金をよすがとする姿が浮かぶ。 日本では金融庁の公式見解で、…

 年齢不詳の世界人に 養眞-18 & マラッカ/マレーシア

年令ばかりを聞く老人たち 話題がそこに集中するお年頃 もちろん国内でもだが、特に海外で年配の男は必ず口にする。多分、日本は年齢社会なのだろう。 それはどういったことかと問われると、人の属性で、男かおんなか?と年齢いくつ?が重要視される。 海外…

 父の日・母の日・親たちの日   CanTho カントー/ベトナム

友人のフィにいった。 マ「日本では5月の第2日曜日が母の日なんや」 フィ「そうか、ベトナムにはそういうのものはないなぁ」 マ「ならば記念に母の日一緒にやろう」 フィ「賛成! 母さんだけではなくて父さんの日にもしよう」 マ「すると親の日やね」 |||…

不要な冷却サービス  マラッカ/マレーシア

“クシャン”が長引いてしまった。 食い過ぎだけ注意すれば腹は快調、中毒しらずの マルコの大敵、頭暑足冷 で不調となった、今回は長く不調でしたワイ 厚い上着、セーター準備万端で防御してもね、バス・ショッピングセンター・飛行機・銀行・ドメトリー宿で冷房にやられる…

 穀物急騰への備え  マラッカ

豆が大好き 今まで、小麦が騰がるかもね・・・と四度いって騰げてもすぐ元値に沈んでいた。 マルコ狼少年だった けれど またこの五月、狼がきそうだ!と叫ぶ。 原油は政治の道具にされるから国際的アナウンスには一歩離れて聞かねばならない。 今のアメリカトップはビジネスマ…

 三尊かな  マラッカ

大体がマルコ鳥が飛ぶと、マーケットが荒れる。 だから、今回の二ヶ月の出張渡り鳥前にほとんどの買は処分して・ユーロ/ルーブル売・米国D30売・手持ち永続所有株のつなぎ売・暗号通貨買・ブラジルレアル/円買など、ほんの少し持ってるだけで飛び立った。 出…

ふっくらマルコの食物アレルギー  ラオス/ラクサオ マレーシア/マラッカ

日本で食中毒になっても海外では一度も縁のないマルコも、アレルギーにはなる。 食物アレルギーだ。 ポルトガルやオランダ・イギリスの統治があって文化の香りゆたかだというマラッカで、久しぶりにのんびり過ごしている。 近くのモスクを訪ねようとして薄暗…

ホテルからタンソンニャット国際空港へ楽しみながら着くには-2  ベトナム//ホーチミン市

さて国際空港へ着いてからの近道です。多分・・・ バスは一階につき、出発ロビーは三階。 バスは正面に向かって一番左に到着。 横断歩道まで行くのはやっかいなのでゆっくり車道を渡って、運搬ワゴンを手に入れ、建物に真っ直ぐ進みます。 なんだか裏口入学みた…

ホテルからタンソンニャット国際空港へ楽しみながら着くには-1  ベトナム//ホーチミン市

インターネットのいいところは、お互いの最新情報を何時でもどこでも検索して閲覧できることです。 今まで皆さんの厚意にいかほど恩恵にあずかったことか。おおくのわずらいから解き放たれました。 マルコもたまにはそういった検索をされて、少しは人様の為…

マーケットの変化は何を示す?  シンガポール

近頃はちょっとした発表で右往左往のマーケットだ。 マルコはアジアでは自由な金融取引地の、シンガポールにたどりつき定例のデータ取得宿題をしている マルコが重要視しているのは米国十年債利回り。 変な現象が出てきている。 目先の利回りは投機筋の巨大…

 歓迎の歌  ベトナム CanTho

今回の出張は一ヶ月近くなっているが、関空からベトナム.ハノイに到着する間際に流れた曲が旅の疲れをほどいてくれた。 www.youtube.com https://www.youtube.com/watch?v=j9VLOXdx9VQ チャオ!ベトナム 全画面がお勧め↑ フランス語は次の所で https://www.y…

マルコも托鉢      ラオス Savannakhet

夜明けの気配がすると、マルコはすぐに温かなシャワーを浴びる。えーっと、コーヒーにするかな?生姜湯にするかなと準備して持ってゆくものをポケットに忍ばせる。バナナもだ。 5時過ぎには湯気や炭火でご飯を炊いたり鳥を焼いたりしている人々に会釈をして…

まぁ、食べてお行き      ラオス Savannakhet

暑さでふらふら、空腹でまえかがみくたマルコがホテルから這い出た夕べ。 この奇妙なのはなんだ? わけが分からんが、豚肉の干物焼き? ゆで卵も一個手に入れ、メシメシと探していた。 ある小母ちゃんと目がおうて、察してくれたらしい 「あんた、これ食い」 …

 托鉢と布施    ラオス /Savannakhet

ラオスでは人生に一度はお寺、仏門に入り修行をするらしい。 Savannakhetサバナケットに一ヶ月もかけたような感じでたどり着いてその翌朝、近くを散歩した。 昼の灼熱を全く感じない爽やかな風に吹かれて川べりの方へと足が進む。 そこには金色に輝く建物があって…

国立歴史博物館と孫若者たち   :ベトナム Hanoi

案の定、次の記事で 「ハノイの民族博物館」は 「ベトナム国立歴史博物館」です。 環境破壊呆け! Bảo tàng lịch sử Quốc gia Vietnam National Museum of History なにか似たような感じで宿舎近くの方へ、喜々として行きました。 ハノイの民族博物館には次…

渡り鳥、人々の生活にまっしぐら : ベトナム/ハノイ

渡り鳥マルコが飛べた。 久しぶりの渡りは、目が回る。動物的な感覚が戻ってこない。 いちいち、飛行機に乗る手順はどうだったかな?とか 英語でどう云うんやったかなぁ?などと脳みそを使ってしまう。 その脳みそがベトナムでオーバーヒートだ。 だから目が…