千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

  夢の種まき

縄文の平和と滅亡調査-25 <アイヌ同士の戦い>

◆羅臼町郷土資料館学芸員天方氏よりの情報 +++狩猟採集生活でも保存食はあった。弥生時代になって米など蓄えられるようになった。これから階層、支配、格差が出てくる。擦文サツモン文化、オホーツク文化の次にアイヌ文化が出てくる。しかし文化的なつながりはな…

縄文の平和と滅亡調査-24 <抑圧の系譜>

◆羅臼100年史より p77~ ・アイヌの持ち物ははなはだ数少ない。 家屋や衣・粗末な装飾品・船・武器・単純な家具調理道具である。 ・アイヌたちは小部落をなして国とか郡にあたる言葉がない。血族を中心とした小集団をなし、資源を求めて点々と居を変えた。血…

 縄文の平和と滅亡調査-22 <交易ではなく贈り物の交換>

コツコツ読みすすめた中での抜粋です。 ◆羅臼町史の第1巻 ・ページ30:その昔羅臼はそうそうたる原始林に覆われ、夏直後の連なる知床山脈より流れ出す清冽な水が大小の滝となり河川となりて海に注いでいた。 山谷や沼沢には熊、鹿が横行し、狩猟の豊かな天然の宝…

 縄文の平和と滅亡調査-22 <都市の空気詐欺商売>

地方へ行くと嬉しいことがある。ほとんどのものがどっしりしている。 空気で膨らませたすかすかスナック パス!500g入っていた容器に400gにじわじわ減らしたヨーグルト パス!小口化してさも便利で多く見せかけ商品 フン!空気入袋にふわふわに膨らませたク…

縄文の平和と滅亡調査-21 <“のんびりの素”売ります・タダ>

ガランとした羅臼を歩いていて立ち話した76歳の古老から聞いた話:このじいさまの祖父や祖母は国後の出である。そのままメモした--- ∞・熊を99頭仕留めると、100頭目にクマに殺される。道徳というわけではないけれどもとても神秘的なものだと思っている。 ・…

縄文の平和と滅亡調査-19 <羅臼は蝦夷地の果てか>

釧路から羅臼へは約六時間弱のバスでリムジンのようなふわふわシートである。 その大きなバスの乗客は3、4人。料金は金澤・大阪間の二倍。曇り空で肌寒い。 不思議な地名や道路の名前がある。 北片無去キタカタムサリ、32線、30線、茶志骨チャシコツ1線---きっと碁盤の目状…

 縄文の平和と滅亡調査-16 <アジアの智慧>

ふと思い出した 二十年近く、東南アジアの田舎をてくてく歩きした。ものづきなと人はいっても、気にもとめずによく歩き現地の人と交流した。 世界で最も古い原生林では、夜中に「一緒に歌おうぜ」と起こされ音痴な「さくらさくら♪」を木の枝で音頭叩きしてうと…

縄文の平和と滅亡調査-14 <先祖と同じに捕たい>

釧路図書館で、新聞記事 「鮭狩りについて:先祖と同じに捕たいだけなんだ」 アイヌの 古老 儀式用の鮭を捕る時、警察は採捕申請を出せと言ってきた。 畠山エシカがいう。 「北海道を売った覚えも貸した覚えもない。あんた方がどやどやと北海道に入ってきて…

縄文の平和と滅亡調査-13 <「アイヌ、日本人、その世界」小坂洋右>

第2部一章 縄文は1万年の持続社会より:釧路図書館にて ・戦争がごく少ない平和な社会だったことが人骨から推測。 本州以南弥生時代に米作りが始まり、わずか550年後巨大な墳墓の古墳時代に移り、農耕が富の蓄積を促して格差と権力者を生み出したことが明ら…

縄文の平和と滅亡調査-12 <アイヌの世界観>

身近な多神教はアイヌの神様である。 このカムイ達は藤村久和氏や山本多助氏に詳しい◎アイヌ=人間、カムイ=神 「人ありて神あり」「かみありて人あり」との互恵関係にある。 世の中は三つのグループがある。神グループ、人間のグループ、加工して作った生活…

縄文の平和と滅亡調査-11 <知らぜざる人々>

釧路図書館には特にアイヌの資料が多い棚は#554#539 子供用の棚も良い#536北道文庫・松本文庫そこにも別途書籍たくさんある。 ■松浦武四郎 1818年から1888年 北海道の名付け親、6度蝦夷を探索に行く。 アイヌ語を習得して彼らと親しく付き合った。 以…

縄文の平和と滅亡調査-10 <現地と人と情報の宝庫>

コロボックルが住んでた大きなふき 旅は異なる天地を見せてくれる。 大きな大きなふきの葉、露に濡れる珍しい小花。 葉に止まる昆虫と物陰に潜む獣たち。 市場は生の情報の場所だ。 多くの場所を旅した外国の人が日本を語る。 素直な若者たちの新鮮な感性が伝わり…

縄文の平和と滅亡調査-9 <砦跡・遺跡より伝承知>釧路

宿舎のオーナー坂下さんが教えてくれたモシリアチャン遺跡(砦)、仏舎利塔訪問。 宿舎の自転車で人に尋ねながら駅まで行く。風はひんやり爽やかだ。人はまばらで、羅臼行きの方法も聞いた。駅のベンチで女子生徒達の前でスナック菓子をねだっているカモメは真っ白の羽を…

 縄文の平和と滅亡調査-8 <道教え>

しんどさは続く。 けれども いましている調査も、先行きも驚く発見の道である。まさかこんなところで歩きまわっているなんて思いもつかない。 昔、道であった佐藤さんという知恵者の縄文直観塾に時折参加した。そんな世界もあるんだと、いろんなことが頭に残…

 縄文の平和と滅亡調査-7 <気怠い日々>

マルコは長期出張となると元気になるのだけど、今回は気怠い日々を送っている。身体も頭もぼーっとしてる 実は八月半ばから元気さが萎えている。 釧路で地元のアイヌ文化や資料館、遺跡を訪ね羅臼で長らく滞在していたが、現地適応のための当初数日の休養で…

 縄文の平和と滅亡調査-6 <いんでないかい?>

∞関空を出たときムシムシの三十度で集中豪雨でおました釧路に降り立ったら、あんた、ブルッ!十三度ですねん そやさかい、準備した手袋はいて歩いたし、寝るときちゃんと布団を着て、あったこうしましてん。 ∞ 宿舎におもろい本があっって、いっときで読み終え…

 縄文の平和と滅亡調査-5 <土地所有がない>

着飾った正装インディアン かって北米で植民請負人John Smithを中心にアメリカインディアンから強奪、窃盗、脅迫などの手段により食料を得ようとした。 インディアン達は侵略者として彼をとらえ刑罰を与えようとしたが、酋長の娘の懇願で命をながらえたと彼…

縄文の平和と滅亡調査-3 <しじま(無言)の森>

羅臼からウトロへバスで行く 。 羅臼岳の頂上は霧がかかり、天まで届くかのごとし カバノキ白樺の木、 下には笹が生い茂り道一つない。 崖は切り立ち、谷は深い。 アイヌの人たちは、知床は山と海と空に神が宿るという。 小さな人間が立ち入ることを拒絶する…

 縄文の平和と滅亡調査-2 <千年構想>

なぜ縄文を調べているか? 星澄子 作 考古的な関心や、遺跡に取りつかれたからではない。 中学時代、六甲山の中腹で弥生時代の土器を掘り出し古の人々に思いをはせたことはある。友は矢じりを見つけた。 七十前には死ぬと、お医者から宣言されたマルコは五十…

 縄文の平和と滅亡調査-1<課題>

Davidがいう「マルコよ、このグリーンのヌードル(クロレラ冷や麦)に 抹茶オゥレをかけると美味しいんだぞ」 おっちょこちょいマルコは恐る恐るやってみた、ふーん・・・・新しい発見だ、慣れたら病みつきになる 宿舎で会った52カ国を回ったという学生のデイヴィッドは、 アメリカとイスラエルの国籍を持…

南の島 便り < 再見!ウイルス君 >

深いのにこのように澄み切っている 我が心の濁りを感じてしまうなぁ 永らく、マルコの楽園 南の島に出張している。 大都市では変異ウイルスで盛り上がっている。 ちっさな田舎の漁村では、全くよそ事である。 年寄りマルコにも「コロナウイルスワクチン予防…

 来歴書完成  2020年版

あれこれしている内、こんなに完成が遅くなった。 第七来歴書を完成した。 千年構想の昨年の足取りと戦略だ。 同志達と賛同者にお贈りする。 毎日毎日、昨日昨日より0.1歩0.3歩前に前に

 天の励まし

手紙を受け取った ∞マルコ様 長いお付き合いの中、やっとマルコの正体がよく分かる来歴書を拝見し、ウーンと感動のうめきをもってじっくり拝見させていただきました。 普通の人間にはなかなか思っていても手の届かぬ事業?をm社として立ちあげ粛々と地味に…

 千年構想来歴書六 完成

やっと半年遅れの来歴書を完成させた。 § 以下はやりのQ&A Q 来歴書?なんやそりゃ?マルコ:営利企業は年次報告書アヌアルレポートを数字羅列で報告します。 吾が同志は、よきこと(長期プロジェクト)を探しもとめての 年間いかなる歩みを進めたかを来歴書に残します。 …

 コロナウイルス薬になれば!

KEI(平井教授)がおっしゃいました K「今こそ発見したフラノナフトキノンが RNA型ウイルスの新型コロナに効く 手がかりとなる!」 M「わたしゃ、助手を務めます」 情報提供文書と資料を送る助手です ノーベル賞のiPS細胞研究所におられる山中先生に手紙を…

 Huy(フィ)と千年構想    カントー/ベトナム

千年構想の種まきで、ベトナムでは彼Huyに托す マ「フィよ、あんたやるかい」Huy「よしやるぞ!」マ「今の事業を9割の力で順調にしてね」Huy「残りの一割でまずは金融世界の勉強!よし」 世界中が慌ただしく不安にかけずり回りだした。 何もかもが崩落しだし…

Huy (フィ) への結婚祝い   カントー/ベトナム

さわやかで自立した友人Huyが結婚するので祝いを考えた。 まず、炊飯器とか電子レンジなど家庭用品か仕事のパソコン関係を提案した。 珍しいことに「嬉しいな、もらっていいの?」なんて返事が来たから「もちろん、二点でも三点でも」といった。 持ってゆく…

 千年構想のヘッジ(保険かけ)

それは早朝の6時過ぎに始まった・・・・・・・・『FRB1%の緊急利下げ 量的緩和再開』 それが世界に波及している 緊急利下げを受けて早朝のドル売り広がる 米株価指数先物時間外取引ダウ1000ドル超安緊急利下げ焼け石に水 NY原油 時間外取引 3.3%安、30ドル台半ば S&P5…

おっちょこちょいを磨く :台湾

小さな苗が人々を潤す おっちょこちょいは、たちばな家の父方遺伝である。 ひょいひょいとやってしまうから、あるときは配慮を欠いて失敗しあるときはひょうたんから駒が出て、驚くことをなす。 祖父はその兄Sが“駒”を出したのをみて、わしも!っと張り切っ…

 巡りまわる宇宙 (長文)   :千年プロジェクトの種まき

どうして千年構想に思い至ったのかほんの一部の解説をこころみます。 まずは、昔物語です。 それは1995年で、神戸御影で大地震に遭いました 明け切らぬ5時過ぎだったでしょうか、雷が耳元で鳴っても目覚めぬマルコが大揺れで飛び起きました。何事かわからずガラ…